
スノーボード バインディングの選び方
(ステップインについて)
筆者:トム
そもそもステップインシステムとは ブーツとボードを固定するのに、ブーツでバインディングを踏み込むことで装着されるものを指します。 【長所】 ワンステップで装着出来る優れモノ。 どこが良いかって、スケーティングしながらでもステップイン、リフトに乗りながらでもステップインって夢のような話。 リフトを降りてから誰よりも早く装着して滑りに行けるのが最大の魅力でしょう。 ボード・バィンディング・ブーツが直結している状態なのでターンの時に加重しやすいかな。 【短所】 基本的に、ブーツとバィンディングとの互換性がない事(他のメーカが履けない)。 雪詰まりになりやすく、その場合逆に装着に時間が掛かる。 加重がしやすいため、逆に板を踏み込めない場合があり、構造上フロントサイドの安定感がノーマルより劣る。 これはK2クリッカー・バートンSIのステップインと、ノーマルとを乗り比べた感想です。 短所を余計に書いている様ですが、これは富むがノーマルの方が好みなだけで、 「そんなの気にならないよ」と、言う人もいるはず、ステップインは年々進化しているしね。 【ステップインの方式】 ○縦止めタイプ これはつま先・かかと側で固定するタイプ。 加重がよりエッジに近いため、カービングがしやすくフリーラン向きかな。 特にクリッカー(K2-シマノの商品名)が有名。 ○横止めタイプ 土踏まずの内側と外側で固定するタイプ。接続のシステムがクリッカー(K2)より丈夫で、雪詰まりに強い。 (バートン、VANS、ノースウェイブ・・・て随分衰退しちゃったメーカばっかりだ) ○その他 基本的にノーマルのバィンディグで装着方法を工夫したモノも有ります。 特に有名なのがFLOW、ナスカー。 ステップインとノーマルの良いとこ取りでしかも、ノーマルのブーツに対応している。 基本的にこの3種類。 細かく言うと何種類あるかよくわからんくらい出て(は消えてますが、基本的に互換性がないのでご注意を。 元々ステップインてのは「ハイバック」がブーツのふくらはぎの部分に内蔵されていたため、 ブーツは堅く、まるでハードブーツを履いた感覚でした。当然、トリックにも向いていなかったし。 【富む的使用感】 ステップインを初めて製品にしたのは、スキーメーカーの「K2」と共同開発した「シマノ」。 競輪の「ペダル」部分の応用だとか、何とか聞いた様な気がしますが記憶は闇の中・・・ もちろん新製品には目の無い富むは早速購入! しかし、試着から気になっていたブーツの足首のかかと浮きを抑えるストラップ部分が短くまともに装着出来ん。 後でメーカーから長くなったストラップが配布されて無事シーズンイン出来たのだが。 やっぱ新製品は欠陥が多い!技術熟成までは2・3年待たないとね〜。 この後、各社からも様々な工夫をしたステップインが登場したため、他社のとは互換性が無いモノが増える。 ブーツとバィンディグがくっついているモノ(歩きづらそ)に、ブーツに脱着のスイッチが付いているモノ。 今では珍品の様なモノが有りました。フローもこの頃から売っていたなぁ。 【馳的使用感】 ステップインの利点は装着が早い、しかも簡単、に尽きます。 これがステップインの目的なわけだから、この点でストラップ式に負けてちゃ話になりません。 まあ、慣れたトム・トルならストラップ式でも15秒くらいかと思うけど、彼らより早い。 どうせ途中で追いつかれるにせよ、他人を待たせるのがイヤな気の弱い(?)馳にはとっても適当な道具。 板を滑らせながらでも右足セットして力を入れて踏み込む、終り。 同じように、繋ぎのコースでちょっと板を外してスケーティング、また板を履く、なんて楽も可。 ただ、その楽さからステップインが初心者向きなのか?ってばどうなんでしょ。 ノーマルタイプが座った状態でストラップによって板を引き付けられるのに対し、 ステップインは斜面に立ったまま、片足に力入れて踏み込むことが必要。 座ってると踏み込めないし、最初のうちは斜面に片足で立ってバランス取るのってかなり難しいと思うんだけど。 最後にひとつ、声を大にして言いたい。 「パウダーゾーンで転倒すんな」 力込めれないので足を持ち上げて履くことも、板を粉雪の上に乗せて履くこともできません。 周りを踏み固めるか、泣きそうな思いで堅くピステしてあるとこまででてこなくちゃ。 ありゃ?やっぱり利点より欠点の方が数多くなってしまったか。 エッジに荷重しやすい、ってのもまあ程度問題ですしね、最後は好みの問題に落ち着きそう。 ステップインブーツはノーマル履けませんので、他の人の板、ちょっと借りて履いてみたいってこともできないし。 結局ステップイン、あまし積極的に他人さまにお勧めする契機もないかな、というとこか。 その手軽さが馳は好みなんですけどさ。 |
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